IC・KS『ほんとの話』
資格の取得のみにとどまらず、現場で即戦力となるインテリアコーディネーターの育成に力を注ぐ町田ひろ子アカデミー。創設者の町田ひろ子校長は、約40年前に「インテリアコーディネーター」という働き方の概念を国内に提唱し、今なお第一線で活躍されています。
町田ひろ子アカデミーは一級建築士事務所としても活動しているため、実際の仕事の様子を身近に感じながらインテリアコーディネートを学ぶことができるそうです。
受講者を力強くサポートする、アカデミー事業部の加々美文彰さんと佐久間裕子さんにお話を伺いました。(ライター談)
- ―町田ひろ子アカデミーの特徴を教えてください
- 加々美 「はじめに暮らしありき」「社会に貢献できるプロを育成する」。これが、1978年の創立当時から変わらないアカデミーの教育理念です。プロとして必要な暮らしの提案とそれらを表現・実践する力を身につけられるカリキュラムを提供しています。
- 佐久間 分かりやすく言うと「ゼロスタートから仕事のやり方を学ぶ学校」です。インテリアコーディネーター(以下IC)として働くには、生まれ持ったセンスが必要と思う方が多いですが、私達は「センスは学校で磨くもの」と考えています。私もゼロスタートでインテリアコーディネート(空間デザイン、建築製図、パースなど)を勉強し、IC資格も取得しました。
- ―受講者はどのような方が多いですか?
- 加々美 現在は女性を中心に10代から50代までの幅広い年代の方が学ばれています。金融やIT業界で働いていた方、事務職や専業主婦だった方、大学とのダブルスクールなどご経験もさまざまです。
- 佐久間 「子育てが一段落したから好きなインテリアを学びたい」「好きな仕事に挑戦する最後のチャンスかも」という40代以上の方も増えてきました。皆さん通われるうちに、顔つきやファッションがみるみる変わっていきます。授業の中でセンスが磨かれるのはもちろん、受講者同士がお互いに刺激を受け合っているのでしょうね。
- ―受講者をサポートする中で心がけていることは?
- 佐久間 アカデミーにはインテリア業界で活躍中の講師陣のほか、私のようにIC資格を持つスタッフも在籍し、授業に関する相談から、「ちゃんとプロになれるのかな」「長く続けられるだろうか」と不安に思う方の相談にも乗っています。ICになりたいという目標は同じでも、興味や得意分野は人それぞれ。活躍の場も、ハウスメーカーやリフォーム会社、照明メーカーなど多岐にわたるので、入学前にはまず「ICとはどんな仕事なのか」をしっかりとお伝えするようにしています。
- 加々美 卒業生の就職支援にも力を入れ、卒業後は何年経っても就職相談に応じています。インテリアの各分野から多数の求人をいただける信頼とネットワークも、アカデミーの強みです。ICとして活躍できるか、最後はもちろん本人の努力が一番大きいのですが、受講生・卒業生を支える環境作りに尽力しています。
- ―ICに求められるスキルとは?
- 佐久間 ICの仕事は単に家具や内装をコーディネートするだけではありません。「お客様のライフスタイルをデザインする仕事」なので、コミュニケーションとヒアリング能力は欠かせません。また、SNSなどの普及により、お客様自身が上手に情報収集する中で、プロとしていかに的確な情報を持って提案できるか(プレゼン能力)も必要です。これらのスキルは一朝一夕で身につくものではないため、アカデミーでは、大小さまざまなプレゼンテーションの機会を設けて、スキルの向上に努めています。お客様へのヒアリングからプランの提案まで行うコンペ形式の授業もあります。
- 加々美 インテリア業界のプロである多数の企業関係者を招いて発表する「公開プレゼンテーション」を毎年開催しています。自分たちの提案に対して、企業からの率直な意見をフィードバックする取組みを通じて、受講者達のプロとしての自覚の促進、スキルアップにつなげています。
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- 佐久間 インテリアコーディネートはどれひとつとして同じものはなく、同じ間取りでも住む人によって求めるものが異なります。お客様の要望どおりに提案するだけでなく、プロとして自分の感性もコーディネートに組み込む。お客様から「あなたに頼んで本当によかった」と言ってもらえることで、やりがいを感じる卒業生も多いようです。コーディネートの楽しさ、お客様のライフスタイルをデザインする仕事に携われるのが魅力だと思います。長く働いたとしても、いつも新しい発見があるはずです。
- 加々美 特に女性の場合、結婚や子育て、介護などにより、働き方を変えざるを得ない場面があるのも実情です。このような時でも動きやすい間取りや高齢者に安全な家作りなど、ご自身が経験したことが提案に生きることはたくさんあります。ライフステージの変化によって一時期に仕事を休んだとしても、その間の経験を強みとしてまた活躍できる。それもICという専門職の魅力だと思います。
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- 佐久間 時にはインターネットの情報収集等でお客様のほうがインテリアの情報をお持ちのこともあります。住宅の仕事は相見積りが当たり前。選ばれる仕事をするためには、こだわりのあるお客様を満足させるコーディネート力がなければプロとして活躍できません。実際の家具や素材に触れて「生きた情報」を持っていることで、インターネットだけではわからない家具の質感や大きさがわかり、提案に活かせます。活躍するICはこういった地道な努力を積み重ねていらっしゃいます。でも、インテリアが大好きだから、皆さん、楽しんで取り組めるみたいですよ。
- 加々美 最近は単純なコーディネートだけでなく、リフォーム物件や店舗、オフィスなど非住宅空間でのコーディネート需要も増えています。2020年の東京オリンピックに向け、海外からのお客様も多くなるでしょう。海外からの来訪者にも喜んでもらえる空間提案も求められると思います。少し先の時代のニーズも的確につかみ、グローバルな視点でみても魅力のあるコーディネート提案が出来る力が求められていくのではないでしょうか。
東京校がある青山・表参道は、インテリアやファッションをはじめ、世界の最先端トレンドが集まる場所。
インテリアショップやショールームの数は100店舗以上に及びます。
アカデミーでは、たくさんの良いものを見てほしいと考え、インテリアショップの場所を案内するオリジナルマップを受講生に配布しています。
ある1日のスケジュール

- ゆっくり過ごすこともあれば、
買い物や美術展を見に行くことも 

- 出勤


- 入学検討の方に個別カウンセリング
(体験レッスン) 

- 事務業務・ウェブサイトのチェックなど


- 授業準備、社会人向けのコースがスタート


- 休憩


- メール対応、次の日の授業準備など


- 授業終了


- 退社

※ シフト制勤務のため、9:00出勤、午後出勤等、出勤時間は日による
プロフィール
加々美 文彰 さん
町田ひろ子アカデミー
アカデミー事業部 部長
佐久間 裕子 さん
町田ひろ子アカデミー
アカデミー事業部/
インテリアコーディネーター
町田ひろ子アカデミーについて
1978年に日本のインテリアコーディネーターの先駆けである町田ひろ子校長が設立したインテリアスクール。
「はじめに暮らしありき」をモットーに住まい手に寄り添った空間提案と、インテリアコーディネート・建築技術・パース・CAD等を用いた「仕事の進め方」を学ぶことができる。初心者、業界未経験、現在10代~50代の生徒が通学している。










