ライフステージ 〜アクティブエイジング〜
リフォーム事例『還暦一人暮らし』
「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2010」経済産業大臣賞受賞作品の、桑田和子ICの事例をご紹介します。築30年の3LDKのマンションをワンルームにスケルトンリフォーム※した事例です。
※スケルトンリフォームとは、室内を一度スケルトン(骨組)の状態に戻してからリフォームすることをいいます。
『還暦一人暮らし』〜華麗(加齢)なる住処〜
還暦は過ぎてもまだまだ元気。いつまでも若々しく、美しくスマートに暮らすために、デザインも斬新に。尚且つ、これからの高齢者は勿論、ヤングファミリーにもお勧めの住まい方をご提案しました。
クライアントの要望
社会的に独立した会社経営者の女性。趣味は、茶道、芝居見物、美術館めぐり。
クライアントのご要望は一つだけ、好きな絵に囲まれて、シンプルにお洒落にカッコよく暮らしたい。

フルフラットフロア・・・足元に優しく安全な材質を使用
玄関だけは、配管の都合で段差をつけましたが、それ以外はすべてのスペースがフルフラット。高齢者と子供のどちらにも優しい、つまづきのないフロア設計です。


滑ったり、転んだりしない為、床材にはカーペットとコルクタイルを使用しました。足元がしっかり確保されれば、壁材に少しハードな素材を持ってきても、転ばないから安心。もちろん床暖房です。
オープンスペース
出会い頭の衝突や転倒防止にも、動線への配慮は重要です。3LDKをスケルトンにしてワンルームに。オープンスペースにすることで開放的な空間になりました。将来もし車いすを使うことになっても、安心の広さが確保されました。

ホテル感覚の水周り。高齢者、子供にもオープンであれば安心です。

物をしまい込まない!扉を開ければ全てが見える収納
しまい込んだ物は出てこないもの。綺麗に収納できれば、極端な話、扉は無くてもいいのです。記憶力が衰えてくると、多くの収納庫は管理しきれなくなってきます。扉を開ければ全てが目に入るようにし、年齢に反比例して、収納庫は少なくします。

いつまでも若々しくあるための秘訣!
最後に常にミラーを身近に置き、自分の姿を再確認することが大切。常に美しく格好よく加齢するためにも・・・。
それが、《還暦一人暮らし》の ―華麗なる住処― です。


桑田IC、ありがとうございました。
明るく気分良く暮らすためのポイントが満載の事例でしたね。
元気に暮らすのにインテリアは大きな役割を担っています。
自分が心地よく感じるものに興味を向けて常に心を動かしておくのも、若さの秘訣と言えるかもしれませんね!