For NEXT 〜次世代に繋ぐ、託す、伝える〜 商空間・住空間の演出とデザインにフォーカスし、建材やインテリア製品などを紹介する『商空間・住空間 NEXT 2018』。今年は“For NEXT”をテーマにした4つのカテゴリーから住まいやインテリアをめぐる“これから”の可能性を発信しました。

伝える 5SPOT after DARK

照明と住空間との関係性に着目し、住まいの快適・不快を分ける照明の使い方について、
実際に体験してその違いを感じられる部屋型のブースを展開しました。

あかりの知覚ロード
~「快適」と「不快」のダンジョン ~
SPOT.1.2.4.5
ふりむけば寛ぎ SPOT.3

同じインテリアの中にある同じデザインの椅子に座っても、照明の効果によって受けるイメージや座ったときの印象は異なります。「快適」と「不快」の違いを体験して感じることができる、対照的な空間を演出しました。

SPOT. 1 目の前の明るさ Dungeon Classic

「快適」の椅子の周辺には照明がありません。しかし視点の先となる部分に照明を設けることで目の前の空間に光が当たり、特徴的な花柄の壁紙が浮かび上がります。また、自分自身に強い光が当たらないため、落ち着いた心境で過ごすことができます。一方、「不快」の椅子のすぐ横には照明が設置されています。座るとまぶしさが刺激となるうえ、視点の先には暗い壁があるため寛ぎを得られないことが分かりました。

SPOT. 2 手元の明るさ Dungeon Cube

「快適」の椅子の横に、カフェテーブルを設置。ダウンライトで手元の部分のみを明るく照らすことで、部屋全体を明るくしなくても読書やティータイムが快適になります。一方、「不快」の椅子周辺には明かりがないため全体的に暗く、何をするにも不自由です。

SPOT. 4 インテリアの華やぎ Dungeon Dog

どちらの椅子も、無地×柄で構成された鮮やかな壁紙の前に設置。しかし「快適」の椅子の視点の先は壁全体を照明で照らし、壁紙の華やかさを引き立てることで明るい印象を作りだしています。一方、「不快」の椅子から見ると、目線の先に照明がなく、せっかくの色や柄がある壁面も暗い印象に感じられます。

SPOT. 5 上下からの光 Dungeon Daifuku

上と下、照明の方向による変化を表現しています。「快適」の椅子の足もとにフットライトを設けたことで、足もとの明るさが安心感を生みだします。一方、「不快」の椅子の真上には強いダウンライトがあるため、照明自体が熱を発していないにも関わらず、頭が熱く感じられて不快感につながります。

SPOT. 3 ふりむけば寛ぎ Kutsurogi

『あかりの知覚ロード』の途中に設けられたブース『ふりむけば寛ぎ』では、住居内にワークスペースがある想定での照明効果を演出しました。これから自宅でのホームワークは、住居内のNEXTステージとして活用の場が増加すると考えられます。これまでの住居では、部屋にあるシーリングライト1灯で明かりのすべてを補うのが主流でしたが、今回は複数の明かりの種類を使い分けることで、限られた空間のなかで仕事と寛ぎのシーンを分け、照明が空間に与える潜在能力を表現しました。

CREATORS

河原武儀さん
ライティングプランナー

照明の種類や位置は「そこでどう暮らしたいのか」という意識の表れです。平面図を見るだけでは分からない“豊かな暮らしの姿”を思い描き、ライフスタイルにぴったりと合った照明を設置することで、自宅や仕事場で過ごす時間がより快適になることを体験してもらえるよう願いを込めました。

ライティング・コンサルタンツ・オフィス代表。新築やリフォームの別を問わず、空間における効果的な照明コンサルティングを手がける照明のスペシャリスト。

冨田恵子さん
インテリアコーディネーター

エンドユーザーにとって、自宅のインテリアのことは気になっても、そこにある照明との関係までは意識しづらいのではないでしょうか。しかしインテリアと光源の相性が合った空間は大変心地よく、気分が上がるもの。今回の展示が長く愛せる家づくりの参考になることを願っています。

冨田建築デザイン事務所代表。住宅メーカー勤務後、フリーランスを経て独立。住宅や店舗の空間デザインからプロダクトデザインまで幅広く関わる。

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託す GOOD OVER 50's あしたのあなたを幸せにできるのは今日のあなたしかいない

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「ケアリングデザイン」に着目し、これから増加する50代以上の大人がいつまでも自分らしく
あることのできる暮らしかたや、それを助ける空間や道具などを提案しました。

わたしとわたしたち
健やかに睦まじく日々を続けている50代の二人の日常イメージを、住まい・趣味・食卓などのキーワードを通じて写真とともにご紹介しました。
5 SENSE CARING CUBE
私たちが常に感じている「視る」「聴く」「味わう」「触る」「嗅ぐ」の五感の変化を、5つのキューブ空間で表現。
それら五感の感覚を刺激し、助けるデザイン的に優れたプロダクトを展示しました。
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繋ぐ コンテストの受賞作品から

リフォームを観る 住まいのインテリアコーディネーションコンテストより 経済産業大臣賞 主催:(公財)インテリア産業協会

リフォームやリノベーションには、住まいそのものの価値を「資産」として継続させ、次世代への架け橋にする可能性が秘められています。今回は、毎年インテリア産業協会が実施している「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」経済産業大臣賞・受賞作品の中より、主にリフォームをテーマにした施工例を紹介。それぞれ立地や環境などの条件が異なりながらも、新築以上に住まい手のこだわりや価値観を反映した様子をご覧いただきました。

マイナスからプラスへ 住まいのリフォームコンクールより 国土交通大臣賞 主催:(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター

近年の都市圏では、古くなったビルの資産価値がマイナスへ転化する自体が進行しています。ここでは、築40年の倉庫をリフォームし、優れた住空間を持つ賃貸住居として新たに生まれ変わらせたコンバージョン(用途変更)の事例を紹介しました。

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