InteriorCoordinator 江口惠津子氏

写真:南伊豆の民宿「宮田荘」世代交代の夢を託した
リフォーム繁盛記
 
南伊豆の民宿「宮田荘」世代交代の夢を託した
リフォーム繁盛記
CONCEPT 『癒しの和風もだん』  〜おかえりなさいのおもてなし〜 エントランスホールを中心に広がる人の和
ホームページのお問い合わせから始まりましたリフォーム繁盛記。若いご夫婦からのご依頼でした。

Interior Coordinator

写真:江口惠津子

江口惠津子 Etsuko Eguchi

建築デザイナー/インテリアコーディネーター/照明コンサルタント
株式会社ヴェルディッシモ代表取締役
http://www.verdissimo.jp/

慶應義塾大学経済学部卒業後、10年間の主婦業を経て、リフォーム業界へ。
人生を『ゆっくりと楽しみ』『元気になれる』空間に住まいを創りかえることを『スローリードリフォーム』と提唱し、住まうご家族の10年先、20年先の暮らしの姿を見据えたリフォームを提案、実施をしている。生活者として、家庭の主婦として、そして女性としての目を生かし、配慮された生活動線、また、光が心と体へもたらすヒーリング・パワーを意識した採光・照明プランも人気。1957年、東京都生まれ。

2000年 3月 『TVチャンピオン』(テレビ東京)第3回インテリアコーディネート王に輝く

2002年 6月 『大改造!!劇的ビフォーアフター』(テレビ朝日)に計3回、匠として出演

8月  
2004年 5月  
 

ある意味覚悟を決めて望んだプレゼンです。こんな事望んでいないといわれるのを覚悟して行いました。しかし、同じお金を使うなら、今後30年、より一層繁盛を目指す、魅力アル民宿への提案をしなければいけないと自分なりの使命感みたいなものがありました。

こんな事望んでいない、と言われるのを覚悟しつつ “魅力ある民宿”のための依頼内容を超えた大胆なプレゼン

かけ流し温泉を魅力的にしたい、自分たちが代を継ぐにあたってなんとか綺麗にしたい・・・・・このご要望から、現地調査を行い第一回プレゼンで大胆にも、玄関、エントランス、宴会場、浴室、を大移動するご提案を致しました。
「ただ単に綺麗にするだけでは根本的な解決にならない!」と
ある意味覚悟を決めて望んだプレゼンボード

わたくしどもも、お客様の意向と違った提案をするにあたりあらゆる面から検討を重ねましたが、お客様のご要望をかなえ、ただ単に綺麗にするだけでは増改築を繰り返し、動線が混乱し、寛ぎ場所のない、現状を打破することは不可能との判断でした。

写真:Before

第三者の目から見たイメージづくりしやすい、プレゼン手法

プレゼンには、旅人を登場させ、第三者的に、新しい宮田荘をイメージしていただきました。
若女将が作る、魅力的な果実酒をメインに、梅の宿をイメージする、温泉豊かな、癒しの民宿です。

 
イラスト:梅

一通りのプレゼンが終わると現女将は今までの苦労や、どうしてこのような間取りになっているかなど怒涛のご意見がありました。


間取図:Before

若夫婦の必死の夢がプランを後押し
感動のプレゼンとなりました

やっぱりだめかな?と思っておりましたら、こんどはいきなり息子である若旦那が、猛烈に、お母さんに語りかけます。自分たちがこれからこの民宿にかける意気込み、将来のイメージを熱く語り始めました。これにはびっくり。

増改築を繰り返した為、導線が混乱し、
寛ぎ場所がなくなってしまった改築前の間取図 間取図:After 綺麗にするだけの改築ではなく、機能性と
デザイン性と癒しを兼ね備えた、改築後の間取図

全面的に、わたくしどものプラン、コンセプトを支持していただき、母親を必死に説得し始めました。わたくしどもはただ見守るばかりでしたが、若夫婦の意気込み、必死の夢をたくさん魅せていただきました。

後日、連絡をいただきました。
その後家族で話し合い、もっと大胆にプランを変えようという事になり、最終案への修正が行われました。
本当に感動のプレゼンでした。



写真:現場監督をする若旦那 夢を託した大胆リフォーム開始!

工事中は、民宿はお休みになり、若旦那は、
ほとんど現場監督でずっと頑張りました。

写真:現場 完成後の宮田荘へ
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