COORDINATOR'S STORY

vol.21 上野 勲さん

インテリアコーディネーターのエピソードをお届けする「コーディネーター奮闘記」。
第21回は、業界20年以上の地元に密着した現場たたきあげのインテリアコーディネーター、上野勲さんにお話をうかがいました。

1年後10年後先のライフスタイルを見据えて、飽きのこない住空間作りを心がけています。

狭い自室で創意工夫しながらの部屋作り、それが今の仕事の原点かも知れません。

私の実家はマンションで自分の部屋は間取りで言う「S」と呼ばれるサービスルーム。つまり4帖もないすごく狭い部屋でした。その中で、ベットの配置を動かしてみたり、ベットがなかったらどうなるのか?とか、ポスターや絵を壁に張ってみたり…と狭いながらもいろいろ自分で創意工夫をしながら部屋作りをしていました。その経験が、今の住空間作りの楽しみ、興味を持った始まりかもしれません。

私共はデザイナーではありません。すごく派手な目立つ奇抜なデザインはできません。しかし、クライアントの“夢”をとことん聞き、クライアントの要望、どんなイメージを求めているのかをしっかり把握するよう心がけています。また言葉では伝えられないニュアンスは3Dイメージパースなどにしてクライアントとのイメージの相違がないようにしています。1年後10年後先のライフスタイルを見据えて、プロとしてのアドバイスと全体の調和のとれた飽きのこない住空間作りを心がけています。

写真:上野 勲さん打ち合わせ中スナップ

打ち合わせ中スナップ

写真:上野勲さんが手がけたコーディネート例やイメージパース

クライアントから信用を得て広がった仕事。信頼関係は今も続いています。

独立して数年が経ったくらいのときに、不動産屋さんから「貸し店舗の物件が決まり内装のデザインをしてくれる業者を探しているクライアントがいる。」との事で紹介をしてもらいました。居抜きの物件でカウンター一部を解体したりしましたがメインは内装のテクスチャーの仕上げの工事でした。しかし、途中からサイン看板計画やロゴマーク、ショップカードからメニューまでいろいろと私を信用して依頼してくれました。
まだ、ブレーンもそれほど多くなく知識も浅い中、毎晩遅くまで打合せに打合せを重ね、そして多くの仲間に助けられ、1つの店舗(この時は中国料理店でした)をオープンすることができました。レセプションで乾杯の挨拶させてもらった時の気持ちは今でもはっきり覚えています。そのお店もオープンして8周年を迎え、今年はそのお店のオーナーからご紹介いただいたクライアントのお店の店舗新装工事もやらせていただきました。

写真:クライアントとの打ち合わせ

クライアントとの打ち合わせ

写真:パーススケッチ

パーススケッチ

写真:店舗実例

絵の下にスリットが入っているのが解りますか?
あれは実は。。。(答えは次ページ)