COORDINATOR'S STORY

vol.13 松本佳津さん

インテリアコーディネーターのエピソードをお届けする「コーディネーター奮闘記」。
第13回は、空間に関連する様々なことをトータルプロデュースする松本佳津さんにお話をうかがいました。
いろいろな人にお会いできるこの仕事は自分にとって天職だと思っています
写真:中部電力デザインの間にてインタビュー
写真:電力会社情報誌 撮影用コーディネート
大学卒業後に就職した会社で、お客様の立場に立ったサービス、コンセプトのある店つくりについて学びました
部屋の模様替えや家を見るのが好きでした。幼少のころは絵ばかり描いており、漠然とですがデザイン系の仕事をめざしていました。高校時代、ニュージーランドにてホームステイを経験。自然や家のありかた、美しい庭など豊かな暮らしを体感したのが最初の一歩かもしれません。大学では個性のカタマリのような友人、先生に大いに刺激を受け,卒業後は都内の大手小売業の宣伝、ディスプレイ、POPなど販売促進物の企画管理製作をしていました。その会社の社訓≪すべて汝がことなれ≫、お客様の立場に立ったサービスの真髄、コンセプトのある店つくり・・ここでの出会いや仕事は大変勉強になりました。
この仕事は家族関係、人間性、病気などをリセットし再構築することでもあります
その後、家業の建設業を継ぐことになり愛知県に戻りましたが、建築業界の男性主導、ハード体質の現状にショック。自分にもできそうなこととしてICの資格を独学取得。子育てを通し、またさまざまな家庭を垣間見るにつけ空間のあり方の大切さを痛感。この仕事は単に器を造るのではなく、家族関係、人間性、病気など様々な問題をリセットし再構築できるようにして差し上げることではないでしょうか。
写真:店舗ビルを2世帯にリフォーム
写真:南欧風にリフォームした産婦人科
豊かでハッピーな暮らしのための空間つくりには、それぞれの価値観をもっとくみ取って大切に考えてあげなくてはいけないのではないか、とそれまでの経験がすべてこのICの仕事に繋がりました。新しい提案・アイデアで、住宅をはじめオフィス、店舗の活性化を実現すべく一昨年分社化する形で独立しました。
コンセプトは『人がまんなか』
インテリアがじゃますることなく、暮らす人、集う人を活かす環境の提供を心掛けています。
ご縁があった方から私にできることなら何でも、というスタンスでやってきた結果、インテリアだけでなく空間に関連することをトータルにプロデュースするご依頼につながっています。
写真:心療内科・精神科 受付
写真:カフェスタイル クリニック
また、自分の強みの一つは、多数の現場監理経験から起こりうる問題の予測がたつこと。建築は職人、技術者による『人の手』によるもの。気持ひとつでその善し悪しが決まり、現場がスムーズに進むと完成度も高くなります。設計、施工・・関わるすべての方々のパイプ役だと思っています。
そして、インテリアコーディネーターは情報発信業だと考えています。常に様々な情報を収集し、自分からも情報発信できるよう心がけています。
写真:個人宅新築 三角のサンルームはワンちゃんたち用
バブルがはじけ、大変な時期の経験が今に生きています
家業を継承した時はバブルがはじけ、経営的に非常に大変でしたが、その時の経験が現在の仕事のスタイルになりました。建設業もサービス業にシフトしていかないと生き残れないこと、ソフトでお金を取るためにすべきこと、クレーム回避術などすべて失敗から学びました。お客様は経営者の方が多いですが、そういった豊富な失敗談はインテリア以外のご相談をお受けするのに役立っています。
いろいろな人にお会いできるこの仕事は自分にとって天職だと思っています
子育ても終え、いろいろな経験がすべて仕事につながり、本当に今が一番楽しい!ご紹介での仕事がほとんどなので、それが一番有難いことです。自分自身を必要としていただき、毎日あらゆることに感謝、感謝の日々です。
写真: