COORDINATOR'S STORY

コーディネーター奮闘記

vol.10 本間由紀子さん



体力勝負のこの仕事。
スポーツクラブで体力づくりとリフレッシュ!


日々の努力のひとつには「体力作り」も含まれます。「現場に出るのが億劫になったら、この仕事は辞める」が私のモットーです。10階建のビル現場や20階建てのマンション現場など途中で何度も脚を運ぶのは、殆どが階段使用。作業用のエレベーターを使えるのは1割程度です。結構きつい!もちろん冷暖房完備の現場などありえるはずも無く、体調管理もICにとって大切な事のひとつです。さらに一人で仕事を始めてからは、しみじみ代わりのいない大変さを痛感しています。
泳ぐことと温泉に行くことが何より好きな私。(前世は水中生物?)スポーツクラブで泳ぐ時間は最高に気持ちよく、脳も体もリフレッシュします。時間の許す限り、続けたいと思っています。

写真:作業風景
作業風景

写真:有料老人施設(外観)
有料老人施設(外観)
4年で5件の有料老人ホーム。やりがいがありました。


今は、住宅の仕事だけでなく様々な職種の店舗や老人施設、病院、会社の福利厚生施設など多岐に渡って仕事の依頼があります。

独立してすぐの4年間に有料老人ホームを5件手掛けました。どれも高松中心部に位置し、非常に生活に便利な場所にありました。それだけに規模は大きくありませんが、やりがいのある現場ばかりでした。外観から細部のディテールに至るまで、人生のターミナルになるかもしれない生活空間をコーディネートしました。少しでも明るく楽しい気持ちで生活でき、且つ機能性や安全性、認識性にすぐれている建物をと心がけました。福祉住環境の勉強も平行して行いました。


「自分の身内が生活すると思ったら」を念頭に置き
自らの経験を活かした施設づくり。


この老人ホームの建物は5件全て、建築会社が異なり、人間関係も1から構築するところから始めました。1物件あたり1年半から2年。入居者への配慮はもちろんのこと、中で働く看護師や介護士・ヘルパーの方や食事を作る人などの機能性も考えました。私が子供の頃、脳溢血で倒れ15年間寝たきりになった祖母を、在宅で介護していた母の苦労が、このとき改めて判りました。「自分の身内が生活すると思ったら」をいつもどこかで考えながらデザインやコーディネートをしていきました。実際に入居者が決まり、老人ホームとして運営されだしてからも使いにくいところや不便な箇所はフィードバックしてもらい改善するよう努めています。

今思えば「たいへん」でしたが、人の輪がどんどん広がり、現場によって違う工事方法や内容の新鮮さ。それまで一般住宅主体で仕事をしてきた私にとって、この経験は、様々な現場やクライアントからの依頼を、躊躇無く受けられる自信になっています。

写真:有料老人施設(受付とプール)
有料老人施設(受付とプール)

経験を後進に伝えつつ・・・まだまだ勉強です!
今後も体力の続く限り、私らしいインテリアコーディネートを続けて行きたいと思っています。日々情報は新しくなっていますが、基本的なところは同じ。せっかく20年以上掛けて経験したことや覚えたことを、後進に伝えていくのも大切なことだと思います。
もちろん自分自身もまだまだ勉強ですが・・。

写真:本間由紀子さん

本間由紀子さん(ほんま ゆきこ)

インテリアデザインDOORS 代表
公認資格:インテリアコーディネーター

1959年 香川県三豊市生まれ。地元の建設会社勤務時代に出逢ったインテリアコーディネーターの影響で、インテリアコーディネーター資格を取得。インテリアデザイン事務所勤務を経て『インテリアデザインDOORS』として独立。ラジオのインテリア相談や、店舗、病院、老人施設、会社の厚生施設等多岐にわたり活躍し、後進の指導も意欲的に行なっている。


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