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故荒木光子女子。着物姿は珍しかったとのこと。 |
私のインテリアの恩師は荒木光子女史です。
荒木さんはその当時にして、ヨーロッパをはじめとする海外生活が長く、英語、仏語と語学が堪能でした。多くのヨーロッパの文化人と対等に交流し、本物を知っていました。そして、おしゃれで、マニッシュなスーツと帽子がよく似合う素敵な方。私がいちばん尊敬する方です。
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村上さんの伊豆のご自宅。 |
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現在、東京と伊豆高原を行ったり来たりの生活をしています。子供がそれぞれ立派に成長してくれたということは、私にとっての大きな喜び。また、伊豆の海、木々の緑、自然の風といった自然環境がとても気に入っています。
一方、仕事ではお客様が喜んでくださることの積み重ねが喜びになります。インテリアとはカタチではなく、人の暮らし方、住まい方のこと。バランスのよい生活レベルに合ったコーディネートが大切です。生活全てをトータルで考慮してコーディネートするよう心がけています。
今は女性が活躍できる場がたくさんあります。けれども、一方で、時代時代の対応も必要です。これからは一般の方々もレベルアップしてくるので、コーディネーターの役割も変わってくるのではないでしょうか。最近は自分なりの暮らし方をする人が増えてきたので、今後仕事をしていくには、プロフェッショナルに徹することが大切だと思います。
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村上英子さん(むらかみ ひでこ)
我が国のインテリアコーディネーターの草分け的存在。三井デザインテック(株)常務取締役を経て、現在同社顧問。通商産業省の研究会委員を歴任し、平成14年より経済産業省「情報家電の市場化戦略に関する研究会」委員を務めた。著書は、「インテリアの心・・・暮らしを楽しむ」(三水社刊)、「新・快適空間〜快適な住まいをつくるために〜」(産能大学出版部刊)等。また監修著書も多数。一般生活に根ざした視点からの住まいの提案は、プロのインテリアコーディネーターや建築士をはじめ、一般の人々からも絶大な信頼を得ている。私生活は、仕事の関係で平日は都内のマンションで過ごし、週末には伊豆高原の自宅に戻り、趣味のガーデニングを楽しみ、花に囲まれた生活を送っている。 |
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※写真の一部は、株式会社ワイズマン・システム・ボード発行「もっと知的にインテリア2004」よりお借りいたしました。
「住まいの素材&ショールーム・ショップ・ガイド
もっと知的にインテリア2004」
は、村上英子さんがゼネラルアドバイザーとして、活躍する建築士やインテリアコーディネーター達の住まいづくりに対する思いを聞いた一冊です。
発行:株式会社ワイズマン・システム・ボード [TEL] 03-5275-3331
協力:社団法人インテリア産業協会
1,575円(税込) 200P B5版
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