企画展示 GOOD OVER 50's 都市型コンパクトライフのススメ展 開催レポート

開催概要

本格的な少子高齢化時代到来に向けて、40歳代からの大人世代がこれから快適に暮らすために、本当に必要なスペースのあり方を建築とインテリアから考えた展示です。
また、同時開催のシンポジウムでは、「コンパクトライフ」へのアプローチを各分野の有識者の方々が語り合いました。

開催概要

都市型コンパクトライフのための「地域に開かれたネットワーク型集合住宅」の提案

設計提案:末光弘和氏+末光陽子氏(建築家)

通常のようにまとまった大きな土地を買収して大規模集合住宅を建てるのではなく、地域の空いている土地をうまく使って分散して建てる集合住宅。ここに住む住民は、分散した棟のファシリティをシェアしながら暮らすことができます。また、1住戸65㎡のところ、それぞれ10㎡を供出し、共有部を広く持たせることでコミュニティの生まれやすい『ネットワーク型集合住宅』にします。

ただ占有面積を小さくするだけでなく、様々なスペースやファシリティをシェアして暮らします。1Fのシェアダイニングは地域に開かれたカフェでもあり、住民が安く食べることができる食堂にもなります。

都市型コンパクトライフのための「地域に開かれたネットワーク型集合住宅」の提案
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  • すべての住居はテラスアクセスとし、パブリックに開かれたつくりになっています。建物の外周を回るテラスは螺旋状に屋上テラスまで繋がっており、このテラス沿いに様々なアクティビティが生まれます。

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  • 今回は、この提案を、実物大モデルで制作・展示しました。細部まで提案にあふれた展示は、たくさんの人でにぎわっていました。

すべての住居はテラスアクセスとし、パブリックに開かれたつくりになっています。建物の外周を回るテラスは螺旋状に屋上テラスまで繋がっており、このテラス沿いに様々なアクティビティが生まれます。

今回は、この提案を、実物大モデルで制作・展示しました。細部まで提案にあふれた展示は、たくさんの人でにぎわっていました。

コンパクトライフにふさわしい大人世代のインテリア

インテリア提案:荒井詩万氏(インテリアコーディネーター)

色々なモノを見て、様々なコトを経験してきた40代以上の大人世代。
たくさんのモノはいらない。人と同じはつまらない。
本展示ではコンパクトでも自分らしく豊かな時間をすごせる空間を求める世代へのインテリアを提案します。
本物を見極める目を持つ人たちのインテリアは、生き方そのものを映し出します。

荒井詩万氏(インテリアコーディネーター)

インテリアイメージは「プレミアムミックス」

自然素材の床材、色や素材にこだわった美しい壁紙やファブリック、モダンとクラシックをミックスした家具。
地域に開かれたカフェダイニングはカジュアルモダン、木とスチールを組み合わせたキッチンにモダンなチェアが並びます。
一方、プライベートなリビング・ベッドルームはクラシックモダン、パッチワーククロスがアクセントの落ち着きの中に遊び心のあるインテリア。
そこからつながる水回りは、明るくすっきりとまとめました。
知的好奇心をくすぐる自分だけのプレミアムミックス空間を体感できる展示となりました。

都市型コンパクトライフのススメ展 連動シンポジウム 大人世代のコンパクトライフを考える

団塊世代が後期高齢者となる2025年まで、あと10年。いま40代からの大人世代が将来どのように暮らしていくか、住まいのハードとライフスタイルから考えるシンポジウム。
第一部では、「コンパクトライフ」をキーワードに住宅・デザイン・エネルギー・都市生活・新しい経済の考え方や働き方まで、各分野の有識者の興味深いお話をうかがうことができました。

大人世代のコンパクトライフ
土谷貞雄氏
(建築家・暮らし研究家/株式会社貞雄代表)
GOOD OVER50's
小野由記子氏
(インテリアデザイナー/一般社団法人ケアリングデザイン代表理事)
新しい社会貢献・新しい働き方
嵯峨生馬氏
(ソーシャルクリエーター/NPO法人サービスグラント代表理事)
地域に開かれた建築
末光弘和氏
(建築家/SUEP.代表取締役)
ライフステージと住まいの選択肢
西田恭子氏
(リフォームプランナー/三井のリフォーム住生活研究所所長)
暮らしの道具・コンパクトライフを考える
小泉誠氏
(デザイナー/Koizumi Studio代表)

パネルディスカッション

ファシリテーター:土谷貞雄氏 パネリスト:小野由記子氏、小泉誠氏、嵯峨生馬氏、末光弘和氏、西田恭子氏(五十音順)

第二部では、土谷貞雄氏をファシリテーターに大人世代のコンパクトライフへのアプローチ法とその可能性をパネリストと共に探りました。それぞれの経験と事例から活発に意見が交わされました。

「コンパクトに暮らす」という言葉にもさまざまな受け取り方があり、空間を他人とシェアすることへの共感度などは、好みが分かれるところでした。

パネルディスカッション

交流会

シンポジウム終了後、参加者の皆さんとの交流会が行われました。
当協会常務の辻の挨拶とOZONEの野口常務の乾杯のご発声の後、それぞれの思い描く将来の住まいのカタチについてご歓談いただくことができました。

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